日本国憲法第九条(信州松本地方の方言にしてみました)
一、
わしら日本の者(もな)〜、みんな曲がったことが嫌(きれ)〜で、筋目の通った決めや物の順序なんかを大事に しるだいね。
こ〜いこと〜を基にしてせ、攻めたり攻められたりなんかしなんで、戦の無(ね)〜ぬくぬく安穏の暮らしがしえ〜 るようにまじめに心底願ってるだわね。国の権利だなんてって戦〜おっ始めたり、ミサイルや原爆やなんかでよ、その国ょ〜 脅かしたり、そんなおっかね〜もの〜使って、国のあいだの揉め事を止めさせるなんてこた〜、これから先、金輪際やらね〜だいね。
二、
こ〜い目当てをやりとげずてって、陸軍だ、海軍だ、空軍だ、その他、ミサイルだ、原爆だなんてぅ武力や軍隊の 力〜持たね〜だわね。それだけじゃね〜、国が戦〜しること〜、絶対認めね〜ことにしただんね。
(訳)信大名誉教授 馬瀬良雄 信濃毎日新聞より抜粋